『シーリング(コーキングの増し打ち)』についてご説明します。
外壁塗装の際に見積もりを取ると必ず出てくる言葉です。
この動画はサイディング外壁のつなぎ目である縦の隙間、「縦目地(たてめじ)」です。
ここに『増し打ちをします』っていう業者が多いですが動画内でも発言していますが、「全くの無意味です。大事なことなのでもう一度いいます、全く無意味です。」
サイディング外壁目地は、風、地震、熱、壁材の水分含有などにより変動があります。
変動があると外壁材から剥がれたり、充填されているシーリング材が切れたりします。
それを防ぐためにシーリング材の性質に応じて適切な幅と深さが必ず必要なんです。
日本シーリング材工業会発行の「建築用シーリング材ハンドブック」では幅とその深さが定められています。
どの材質のシーリング材であっても最低幅10㎜以上、深さ10㎜以上です。
この条件を満たしていないと本来の効果と耐久性を発揮できないのです。
特に最も多用される”変性シリコン”は目地深さが浅いと「薄層未硬化」が生じます。
シーリングの厚みが薄いと紫外線にやられてすぐにパリパリサラサラになってダメになってしまうのです。
だから劣化して痩せた古いシーリング上に厚さ2㎜でなすり付けても全く意味ないんです。
「古いシーリング材を紫外線劣化から保護する効果はあるんじゃないか?」という人がいるかもしれません。
仮に紫外線劣化を留める効果があったとしても、シーリング材がサイディング壁材にくっつく力は必ず低下します。
くっ付く力が低下すれば剥がれます、だからシーリング材そのものが紫外線劣化が低減されても、くっ付く力は保持されないんです。
剥がれれば当然雨水は侵入します、だから一定基準以上に劣化したシーリング防水は必ず、撤去打替えをしなければ家を守ることはできないんです。
『増し打ちの方が安いですよ』
『大して劣化してないので増し打ちでだいじょぶですよ』
『撤去するとカッターで内部を傷つける恐れがあるので増し打ちがいいですよ』
などと呆けたことを言う会社は、嘘をついています、本気で言ってたらものを知りません、100%ダメ業者です。
劣化してなければそもそも増し打ちなど必要ありません。。
目地には目地幅を均一に保つためのハットジョイナーという金属製の部材が設置されていているのでカッターを使用してもなんの問題ありません。
仮にハットジョイナーが設置されておらず、撤去時にカッターで内部を傷つける恐れがあるなら新築時の不良施工なので貼替えが必須です、さもないと雨漏りで大変なことになります。
要するにこのような呆けた発言をするは、手間を省きたいだけなんです。
面倒くさい、上手に撤去打替えできない、手抜きして儲けたい、だけです。
もし見積もりに『増し打ち』って書いてあったら、『撤去打替えにしないのはなぜですか?』とその業者に聞いてみてください。
※この動画は木造サイディング外壁のケースです。建物の構造や目地設計、によっては増し打ちでも効果のある場合はあります。