雨漏り診断士よねだのブログ

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"雨仕舞"と"防水"の違いについて。雨漏り診断士が説明。

雨漏りが発生すると皆さんネットで検索して調べると思います。 

その中で”雨仕舞”(あまじまい)という言葉をみつけられたでしょう。 

一方”防水”という言葉があります。 

防水の方が一般的でパッとイメージしやすい言葉だと思います。 

”雨仕舞”と”防水”どちらも室内に雨が入って来ないようにするための対策です。 

しかし、両者には違いがあります。 

まず”防水”からご説明しましょう。 

どちらも建築学的にきちんとした定義がありますが、その定義では一般人にはハッキリ言ってわかりにくいです。 

ですから普通の言葉で”防水”を表現すると 

●防水=「水がしみ込まない材料で、建物の一部を覆って、水が入って来ないようにすること」です。 

要点は①水がしみこまない材料 ②覆う ③水が入って来ないの3点です。 

言い換えると防水は、雨を溜めても室内に水が入って来ないように出来る性能、とでも申しましょうか。 

シーリング材やウレタン防水材自体は水が一切しみ込みません。 

だからその材料がすきまや床を全部覆っていれば雨漏りはしないというわけです。 

もう一つの”雨仕舞”を普通の言葉で表現すると 

●雨仕舞=「部材の形と、設置の仕方で、水が入って来ないようにすること」です。 

要点は①部材の形 ②部材の設置の仕方 ③水が入って来ないの3点です。 

①の部材は水が浸みこむことがありますし、②の部材同士の間にはすきまがあります。 

それでも雨漏りしないのは、「雨水を受け止めて上手に流して建物外に排水している」からです。 

以上が非常に簡単な”防水と雨仕舞の違い”の説明です。 

ここでお伝えしただけで十分に”雨仕舞”という言葉を説明していることにはなりませんが、一般の方はこんな風にとらえていただければいいかな、と思います。

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